譜面どおりに演奏すること。
これ、かなり勉強になります。
演奏しては、CDを聴きなおす。
足りないものを見つけ、また練習。
地道で、時間はかかるけれど、
結局はジャズ特有のフィーリングを体感できる近道だと思います。
譜面どおり、パーフェクトに演奏できなくても、
かなりジャズを聴く上での感性が拡がるはずです。
なにしろ、名演と呼ばれている演奏の中には、
ジャズの栄養素がいっぱい詰まっていますから。
今、リアルタイムで活動しているジャズマンたちも、
きっと、1曲ぐらいは下記名演のコピーをしたり研究をしているはず。
そのエッセンスが、カタチかわれど、
脈々と受け継がれ、流れているのではないでしょうか。
つまるところ「温故知新」。
古いけれども、素晴らしい表現を
自らの血肉にすることこそが、
新しい表現へのヒントにもなるのです。
完全コピー グレート・ジャズ・ワークス マイルス・ファミリー編▼掲載曲
Milestones / MILES DAVIS
'Round Midnight / MILES DAVIS
Giant Steps / JOHN COLTRANE
Bye Bye Blackbird / MILES DAVIS
Say It (Over and Over Again) / JOHN COLTRANE
Walkin' / MILES DAVIS
Dolphine Dance / HERBIE HANCOCK
Spain / CHICK COREA AND RETURN TO FOREVER
ちなみに上記ナンバーだと、
私は、学生時代にマイルスの《バイ・バイ・ブラックバード》の
チェンバースのベースラインをコピーして
ベースの練習をしたことがあります。
《ドルフィン・ダンス》は、
ホット・ミュージック・スクールでの
板谷博氏のアンサンブルクラスでトライした記憶がありますが、
「う〜ん、君はモードの勉強をするべきだねぇ」と言われて
ヘコんだ記憶があります(涙)。