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2009年03月13日

バド・パウエルの特集をやることになりました。6/30 於:四谷「いーぐる」

昨日は、四谷のジャズ喫茶「いーぐる」にて、八田真行氏による「バド・パウエル特集」が行われた。


バド・パウエルといえば、とても思い入れの深いピアニスト。

これは解説、絶対聴きにいくぞ!ってことで、この日はすべての予定を返上し、早めに四谷へ向かった。


ほぼ3時間。

パウエルを浴びた、浴びた。

はぁ、心地よい疲れ。


八田氏は、まず《神の子らは皆踊る》を、演奏年代やフォーマットの違う5曲連続でかけるという技でキメ、残りは、パウエル通史とでもいうべき、初期の20歳の頃の音源から、ヨーロッパからアメリカに帰国して吹き込んだ未発表音源まで、ヒストリカルにパウエルというピアニストの生涯を追いかけるような形で解説をしてくれた。


なかでも、出所不明のパウエルがアメリカに帰国してからの《モーメンツ・ノーティス》の演奏!には度肝を抜かれて、ひっくり返りそうになった。


パウエルがコルトレーンの曲を!


私もこの曲、大好きなので、よく演奏しようしようといろいろな人にアプローチするのだが、皆一様に顔をしかめる。

つまり、《ジャイアント・ステップス》の一歩手前的なコルトレーン・チェンジの難曲なのですよ。


皆、たしかにテーマはカッコイイし、やりたいけど、このコード進行でのアドリブは、うーん、キツイっすよ!って言うんだよね。


ま、ベースの私は、いくらチェンジが厳しくても、演奏の9割は、4ビートで刻んでればいいだけなわけだから、他の管楽器やコード楽器の人にくらべると、お気楽なのかもしれない。


で、そんな多くの人が顔をしかめる「カッコいいけど難しい」コルトレーンのナンバーをパウエルが演っているってこと自体がビックリなのだ。


演奏内容は?

一言、ボロボロ。


パウエルは浦島太郎状態だった。

つまり、ヨーロッパ在住時は、スタンダードやブルースなど、演り馴れたナンバーを弾いていれば拍手喝采だったし、行く先々で大物扱いだったパウエルだが、そんな感じで数年ヨーロッパで暮らしている間に、母国アメリカのジャズは、ビックリするぐらい進んでしまっていた! って感じなのだ。


自分がいない間に変わってしまった時代に必死に追いつこうとして、追いつけないもどかしさがボロボロのタッチ、もたつく打鍵、息切れするフレーズにあらわれていて、言っちゃ悪いけど、かなり無残な演奏だった。

が、それでも、音はどこを切ってもパウエル。パウエルにしか出来ない不思議な怪演を耳にできただけでも、昨日の「いーぐる特集」は収穫だった。



で、このイベントの後、打ち上げに参加し、いろいろと話しているうちに、だんだん自分もパウエルの特集をやりたくなり、「オレもパウエル特集やります」と宣言。


6月30日に「いーぐる」で3時30分からやることになりました。

どうぞ、皆さん、お誘いあわせの上、ご参加ください。


もちろん、やるからには、先日の八田氏とは違うアプローチで行うつもり。

ま、だいたい頭の中では、おぼろげながら選曲が出来ているのだが、簡単に言ってしまうと、

八田氏のアプローチは、「パウエルの未聴音源をもっと聴きたい!」と、前向きな気分にさせてくれるものだったのに対し、私のアプローチは、「家に帰って、持ってるパウエルの音源を聴き返してみたい!」と、後ろ向きな気分(笑)にさせる内容を目指します。


後ろ向きって書くと、ネガティヴなイメージだな(笑)。


パウエルのCDを持っているんだけれども、いまひとつ音の掴みどころが見えてこない、って人は多いと思う。


そのような人が、私の説明を聞き、家に返ってパウエルを聴いたら、「聴こえ方が変わった!」「再発見があった!」と言われたいし、そのような選曲と解説を目指したいと思います。


とにもかくにも、

パウエル好きさん、

パウエルを好きになりたい方、

パウエルに興味のある方、

パウエルをもっと好きになりたい方、

すべてのジャズファンの女性、


6月30日は、四谷「いーぐる」でお待ちしておりますわん。



▼昨日かからなかった「ジニアス・オブ〜」はかける予定

バド・パウエル, レイ・ブラウン, バディ・リッチ
ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル+2


posted by 雲 at 09:59| Comment(0) | ジャズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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