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2009年03月13日

“らしからぬ”熱き冒頭に「おっ!」/『モダン・アート』 アート・ファーマー

Art Farmer
Modern Art

初めて聴いたのは、いつのことだったか。

何の予備知識もなく、ジャズ喫茶のスピーカーから放たれた熱い演奏。
前にかかっていたアルバムが静かなピアノトリオだったこともあり、一層演奏がエネルギッシュなものに感じる。

情熱的なピアノのイントロ、エキサイティングなトランペット。
おお、これは、ブルーノートのフレディ・ハバードあたりのハードバップかな?

それとも、

シダー・ウォルトンがピアノの頃のジャズ・メセンジャーズか?と思ったものだ。

しかし、飾られたジャケットを見ると、ファーマー。

アート・ファーマーなので、ビックリ! というのが、はるか昔の私のジャズ体験。


この驚き体験は、今でもよく覚えており、『モダン・アート』の1曲目を聴くたびに、最初に聴いたときの驚きがよみがえってくる。


ファーマーはご存知のとおり、理知的なプレイが特徴のトランペッター。

エヴァンスも、どちらかというとスタティックなピアノを弾くピアニストというのが一般的なイメージだ。


当時の私も、もちろん、そのような先入観に凝り固まっていたから、ファーマー&エヴァンスと知ったときに仰天したのだ。


しかし、彼らだってやるときはやる。

吹くときは、吹く。

弾くときは、弾く。


この熱い演奏が、このアルバムに私が抱くイメージを決定づけた。


ジャケットの赤みがかったオレンジ、黄色。


そう、ファイヤー!!な名盤なのだ。


たとえ、残りの曲がスタティックな風合いの強い、理知的な演奏だとしても、だ。


「頭」ではなく、「力」を前面に押し出したファーマー、そしてエヴァンスを垣間見れる興味深い1枚だ。






posted by 雲 at 09:59| Comment(0) | ジャズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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