ジャズとお酒の共通点。
それは、
知識が増えれば増えるほど、味わいも増すということ。
つまり、勉強量に比例して、
楽しみも増えてくるということなんですね。
え? お勉強?
心で、ハートで感じるものではないの?
ま、そりゃそうなんですけど、
少なくとも、感性の乏しい私にとっては、
生のハートだけでは捉えきれないことのほうが多いのです。
なにせ、表現者の感覚や感性のほうが
私より豊かで大きいので、
言葉による補助線はないよりは
あったほうが良いし、
さらに、偉大な表現者に
ちっぽけな自分が近づくためには、
どうしても「努力」が必要だと思うんですよね。
最初から表現者が自分のために
作品を作ってくれていると思うのは傲慢。
芸術作品には、
こちらのほうから努力して近づいていかなければならない。
だから、努力は学習というのは必要不可欠なものだと思うのです。
少なくとも私にとっては。
スポーツでいえばテニスやスキーもそうなのかな?
学習量に比例して楽しみが増すことって
たくさんありますよね?
お酒もそういう側面ありますよね。
言葉や知識が増えて鬱陶しいウンチク魔になるのは、
言葉や知識が悪いのではない。
言葉や知識に振り回される「人間」が悪いだけで、
あるいは、ウンチクたれる「人間」がダサイだけのこと。
言葉に出さずとも、やはり知識が頭の中にあったほうが、
楽しめることって多いのではないかと思います。
だから、より美味しくウイスキーを飲むために!
ウイスキーがもっと美味しくなる本 ([バラエティ])