裏のネジがけっこうすぐに外れるんすよ。


2009年10月31日
YAMAZEN サイバーコム メッシュバックチェアーMCM-45BK ブラック
裏のネジがけっこうすぐに外れるんすよ。
2009年10月30日
コールマン・ホウキンスを代表する1枚
ジャズテナーの父、コールマン・ホーキンスの代表作の1枚。
1958年の吹き込みだから、彼のキャリアからすると既に後期に位置する時期の録音だが、そんな微塵も感じさせないのが、時代を超えた歌心。
時代の流れにも敏感で、後輩でかつては自分が影響を与えたはずのパーカーやロリンズのスタイルを今度は取り入れ、自己のスタイルを微妙に変化させていったホーキンス。
しかし、大事なのは、スタイルが微妙に変わっても、彼の根底に流れているのは、どこまでも甘くダンディな歌心だ。
名手、ハンク・ジョーンズのピアノと、レイ・ブラウンのベースに支えられ、心地よい吹奏を繰り広げるホーク。
このバイブレーションは、そっくりそのままリスナーにも伝わってくる。
- ハイ・アンド・マイティ・ホーク
- ¥1,779
- Amazon.co.jp
2009年10月29日
地味なジャケット、中身はいいぞ、ハンク・モブレイ
ブルーノートらしからぬ地味ぃ〜なジャケットですが、
内容は、なかなかです。
モブレーの持ち味は、流暢でメロディアスなフレージング。
しかし、共演者の顔ぶれ次第では、
萎縮してしまったり、張り合ってしまったりすることもあり、
大切な持ち味が活きないこともしばしば。
しかし、今回のジョン・ジェンキンス(as)と、ドナルド・バード(tp)との相性は、バッチリ。
モブレイ流の流暢なフレージングが最大限に引き出され、
かつ、ほの黒いソウルフィーリングも溢れ出ています。
重量級ベーシスト、ウィルバー・ウェアと、
エネルギッシュなフィリー・ジョー・ジョーンズのリズム隊も、
ハードバップのオイシいところを過不足なく引き出しています。
『ソウル・ステーション』、『ディッピン』などの有名盤に脚光が当たりがちな中、
ひっそりと自己主張している、モブレー隠れた名盤。
- ハンク
- ¥1,180
- Amazon.co.jp
2009年10月28日
味わい豊かなピアノトリオ
ツボを抑えたメリハリのあるピアノ。
抑制の効いたドラム。
隙あらば前に出てやろうと虎視眈々と様子を伺う、山っ気のあるベース。
飽きない。
聴きやすい。
退屈しない。
渋い選曲。
グレープ味のバブルガムのように、少し安っぽい色彩と
安直にも感じるジャケットのデザインゆえか、
店頭では実際の演奏よりも3割引きな内容の
アルバムにも見えてしまうかもしれませんが、
実際は、ジャケットから感じる安っぽさよりも
8割増しぐらいで良い内容なんだよ、
ということを保障します。
難しいことなど考えずに、
とにもかくにも
ピアノトリオを。
だとしたら、
まずは、これでしょう。
リラックスしながら、
素敵な時間をお楽しみください。
- ザ・トミー・フラナガン・トリオ(紙ジャケット仕様)
- ¥1,666
- Amazon.co.jp
2009年10月26日
細野さんの『フィルハーモニー』は、密室的閉塞感が心地よい
密室的閉塞感の心地よい細野さんの実験色の強い作品。
ある意味、当時出回りはじめたサンプリングマシンで戯れているようでもあり、和風イーノというか、ワビサビの効いた環境音楽を目指しているようでもある。
唯一キャッチーでノリの良い《スポーツマン》がこのアルバムの目玉なのだろうが、個人的には、密やかでプライベートなポラロイド写真を覗き見しているような錯覚に襲われる《ピクニック》、《フィルハーモニー》、《エアコン》などが好きだ。
- フィルハーモニー
- ¥1,900
- Amazon.co.jp
聴けば聴くほどハマる 高橋幸宏の『ロマン神経症』
ツカミとしては《ドリップ・ドライ・アイズ》でしょうね。
ダークでアンニュイなサウンドが続く中、
この曲は、アルバム中の一服の清涼剤。ロマンティックな歌詞、曲、アレンジです。
しかーし!
なんといっても私は次曲の《カーテン》ですね。
幸宏のドラムやヴォーカル云々以前に、
過激な教授(坂本龍一)が冴えまくってます。
教授作のこの曲、『BGM』の《音楽の計画》を彷彿とさせるような、
ニヒリスティックでダークな曲調。
さらに、過剰に位相をずらしたプロフェット5(シンセです)の金属的な音色によるアクセント。
アルバム全体の中では目立たない曲なのかもしれませんが、
実は一番当時の「坂本臭いYMO」的な要素が凝縮されているのが《カーテン》なのですね。
この1曲を聴くためだけでも、買う価値アリ!
- ニウロマンティック ロマン神経症
- ¥2,028
- Amazon.co.jp
高橋幸宏のファースト・ソロ『サラヴァ!』
もうとっくにレコーディングした当時のユキヒロの年齢を追い越してしまっている私だが、いまだに「うーん、大人の音楽だなぁ、それに比べて俺はガキだなぁ」と感じるのが、
彼のファーストアルバムの『サラヴァ!』。
イヤミに陥らないゴージャス感、
優雅、かつ品のある豪華さ。
今風に言えば、セレブな世界?
我ら庶民が味わうことのない、優雅でリッチな世界を、さらりと垣間見せてくれる洗練されたポップスなのだ。
山下達郎、吉田美奈子、坂本龍一と、参加メンバーも豪華。
演奏も極上。
もういうこと無し。
どの曲をとっても、どこから聴いても、極上の「大人のサウンド」を味わえる。
- サラヴァ!
- ¥2,440
- Amazon.co.jp
ハービー・ハンコックとの共演/ソニー・ロリンズ『ナウズ・ザ・タイム』
ロリンズ好きとしては、なんといっても、《セント・トーマス》の再演が嬉しい。
さらには、《ラウンド・ミッドナイト》や《ナウズ・ザ・タイム》などの定番曲をなんと、ハービー・ハンコックやロン・カーターといった面子と演奏するという組み合わせの面白さも楽しめるアルバム。
一時期は、ドン・チェリーらとともに、前衛風な路線にチャレンジしていたロリンズ。正直、彼の本質からは外れた一時的な気の迷いだと私は感じており、あまりこの路線は評価していないが、当のロリンズ自身が、そのことをもっとも自覚していたに違いない。ほどなくして、メロディックな“歌優先”の路線に彼は戻ってきた。
ちょうど、その時期に差し掛かった彼のアドリブが楽しめる。
個人的には、彼流の《アイ・リメンバー・クリフォード》と、曲想が彼のスタイルにマッチしている《アフタヌーン・イン・パリ》が大好き。
- ナウズ・ザ・タイム
- ¥2,397
- Amazon.co.jp
フレッド・ジャクソンのテナーは、強い!クセになる!
汗の匂いをプンプンと撒き散らす、
体育会系で、マッチョで、
ワルで、ギラギラして、
タフで、ヤクザで、
ドスが効いていて、腕力強そうで、
ゴリゴリしていて、凄みがあって、
洗練されてない不器用な押しの強さがあって、
コテコテで、油ぎっていて、
優等生とは正反対で、
ソウルフルで、ブルージーで、
単純明快だが味わい深くて、
怖そうだけれども、ちょっと優しい面もあって、
ドロリと粘り、鈍器のように
鈍い迫力を放つテナーサックスを吹くフレッド・ジャクソン。
いろいろ言葉を費やしたけれども、
では、一言でまとめてしまうとどうなるかというと、
フレディ・ジャクソンのテナーは、
漢(おとこ)!! なのだ!
強い。
クセになる。
- フーティン・ン・トゥーティン
- ¥1,980
- Amazon.co.jp
