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2009年06月20日

ラブ・サイケデリコの音楽は「コピペ文化」の産物だ。なんて書くと、言い過ぎだろうか?

自分の記憶力の無さを棚にあげてしまうが、彼らの曲をバンドでコピーすると、どうにも構成の覚え難い曲が多いのだ。

彼らのサウンド・テイストは非常に明解だ。
“いかにも”な、昔風のロックなテイストと、印象に残るリフ、あるいはメロディライン。どの曲にも、必ずその曲を一発で決定づける、力強い「つかみ」がある。

したがって、曲を構成する大きなパーツごとのメロディなりベースラインは、非常に覚えやすい。
覚えやすいAメロ、サビ、場合によってはBメロ。
これらいくつかの曲の断片が編集されて一つの曲が形成されるわけだが、この順序が非常に把握し難い。自分が演奏している「場所」を見失いやすい。

もちろん聴いているぶんには、曲の流れに不自然なところはまったく感じられない。
しかし、実際に演奏してみると、次のパートはAメロだったのか、Bメロだったのか、それとももう一回サビを繰り返すのかと迷ってしまう瞬間がたくさん出てくる。

彼らの編曲方法は、あらかじめ作曲しておいた印象的な数種類のメロディを、パズルのようにコピー&ペーストしながら組み合わせているのではないかという気がする。デスクトップ上で試行錯誤をしながら。

もちろん、これは推測だ。
基本的にはギターと、特徴のあるヴォーカルが前面に出たサウンドのグループということは重々承知しつつも、これらが乗っかるベーシックなサウンドは「打ち込み」によるものだという先入観が働いていることも確かだ。
それが良い、悪いという問題ではなく、ただベースを弾いている分には構成を把握しづらいな、と思ってしまうわけで。

その最たる曲が、《ノスタルジック‘69》や《ムーンリー》だ。
構成の順序がうろ覚えだと、間違いが露骨にバレてしまう。

私は多くの場合、ヴォーカルの歌詞から自分が演奏している現在位置を測っているのだが、この曲は歌詞の繰り返しが多い。だから、より一層間違えやすいし、間違えるとゴマカシが効き難い曲が多い。

もちろん、このことは実際にプレイしてみるまでは気がつかなかった。
醒めたロックンロール・テイストが魅力なナンバーなのだが、他の人の曲と比べると、格段に練習した回数の多かった曲だったと記憶している。

メンバー全員が認識している曲の構成が、時としてバラバラになってしまい、演奏を中断して、
「次はAメロだよ」
「え!?サビじゃなかったっけ?」
「じゃあ、最初からやると長いから、さっきのサビのところからやり直そうか?」「えーと、さっきのサビって何回目のサビのことだっけ?」
といったやりとりを何度も繰り返したものだ。

何度も合わせているうちに、少しずつ慣れてきて曲の構成も覚えて、ライブでは無事、間違わずにこなせたが、先日、久々にバンドの練習をしたときには、思いっきり間違えてしまった。
譜面を追いかけながら歌っていたヴォーカル、私が間違った箇所のベース・ラインを弾いた瞬間、譜面を突き出して、「今やってるのは、ここだよー!!」と指差されてしまった。とほほほ、完璧に構成を記憶していたつもりが、ちょっと演奏しないだけで忘れてしまうとは。

と、個人的体験談はともかくとして、今聞くと、非常に密室的なサウンドですね。
そこがかっこいいのだけど。

なぜ、密室的さを感じるのかというと、きっとバンドの演奏になる前のデモテープ的なニュアンスが感じられるからなのだろう。
たとえば、ヴォーカル+ギター+ベース+ドラムという編成のロックバンドのギタリストが家で新しい曲を作曲したとする。
「今度の新曲さぁ、こんなイメージでやってみたいんだけど」
バンドのメンバーに曲の雰囲気をつかんでもらうために、パソコンに曲を打ち込み、自身のギターをかぶせ宅録。デモテープ作り。
そして、メンバーに聞かせる。

この段階のデモテープの肌触り。あくまで伝えたいのは曲の骨格。よってシンプル。贅肉はそぎ落とす。それ以上の部分の肉付けはバンドのメンバーの感性に委ねる。仲間に想像力を膨らませてもらう。
つまり、曲が血肉を得る一歩手前の段階。
ラブ・サイケデリコのサウンドのクールな肌ざわりは、ここらへんからきているのかも。

ベースラインもいたってシンプル。
良くも悪くも、このラインはギターの人の発想だなぁと思う。悪くいえば、ベースへの愛が足りないとも感じるし、良く言えば、この必要最低限のシンプルさがギターとヴォーカルの生々しさをより一層引き立てるための、堅実な脇固めともいえる。

なにはともあれ、独特な肌触りのサウンドは、クールでかっこいい。
今聞くと、かなぁ〜り禁欲的なサウンドに感じる。
今までありそうで無かったテイスト。二枚目はふるわないけれども、一枚目のコレは、彼らの代表作として、永らく聴かれつづけることだろう。


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posted by 雲 at 10:35| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『マクロスプラス』のサントラは侮れないハイレベルのサウンドだぞ

アニメファンのみならず、音楽ファンも頷く内容。
という謳い文句だったが、
たしかに、売り文句に偽りない内容だ。


もちろん私はアニメも見たが、正直、音楽のほうがアニメーションに勝ってるな、と、勝手に思っている。


イスラエル録音で現地フィルを起用したクラシカルな響きを持つ曲も良いが、個人的にはブルガリアン・ヴォイス特有の衝突する和声の心地よさを随所に散りばめた曲がいくつかの曲に病みつきだ。


特に、アニメで言えばエンディング・テーマにあたる《アフター,イン・ザ・ダーク〜トーチ・ソング》。これは本当に鳥肌もの。

言葉を失う。


様々な“音”が渾然一体となって、こちらに襲い掛かってくる快感。

強いていえば、様々な要素を一枚に詰め込まれているので、アルバムとしての統一感には欠く。しかし、これはサウンドトラックの宿命でもあり、仕方の無いこと。


それよりも、《アフター,イン・ザ・ダーク〜トーチ・ソング》の“一曲聴き”のために手に入れても損の無いアルバムだと思う。


MACROSS PLUS ORIGINAL SOUNDTRACK/YOKO KANNO with MEMBERS OF ISRAEL PHILHARMONIC ORCHESTRA
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posted by 雲 at 10:30| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バグルス『ラジオスターの悲劇』

その昔、あるCMクリエイターが、あるファッション誌のTVCMのプレゼンで、以下のような案を提案した。


街に巨大なUFOが、さながらインデペンデンス・デイのごとく出現した。
中から出てきたのは、パステル調の可愛い色で彩色されたバンビのような愛らしい動物たち。
巨大で20mぐらいある愛嬌あるバンビたちが、街の中のダサいものや、ダサいファッションをした女の子を次から次へと食べてゆく。
そして、可愛いファッションに生まれ変わった女の子たちが、バンビのお尻からウンチが出る要領で次から次へと出てきて、汚なかった街が綺麗になってゆく。

そして、最後に「街を綺麗に!」というコピーが現れ、オチがつく。

その映像のバックにはバグルスの《ラジオスターの悲劇》を使う。


なるほど。《ラジオスターの悲劇》が流れるというところが味噌ですね。
情景があっという間に浮かんでくるじゃないですか。


結局、この案は、ボツになってしまったが(ま、当然といえば当然かな?)、《ラジオスターの悲劇》のキャッチーでポップなサウンドを思い浮かべると、なぜか、見たことも無い映像なのに、その光景がありありと浮かんでくるから不思議だ。


《ビデオスターがラジオスターを殺した》。


何人かのミュージシャンにカバーをされた名曲で、耳にしたことの無い人を探すのが難しいほど有名な曲だが、やっぱりオリジナルのバージョンが一番良い。


仕掛け人のイメージの強いトレバー・ホーンだが、意外とベースも巧いのだということが分かる一曲でもある。
《キッド・ダイナモ》、《アストロ・ボーイ》など、キャッチーで、さり気なくウェットな曲も楽しめる一枚だ。


ラジオ・スターの悲劇+3/バグルズ
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posted by 雲 at 10:27| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペンギンの問題

息子が最近はまっているマンガは、

『コロコロコミック』に連載中の「ペンギンの問題」。


私も読んでいますが、主人公のペンギン、木下ベッカムがかわいいんですよね。


ちなみに、先日の誕生日には、ペンギンの問題のDSソフトをプレゼントしました(笑)。


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『ペンギンの問題』は、ギャグマンガですが、

ギャグの性質は、

私が息子の年齢ぐらいのときに熱中していた『マカロニほうれん荘』に近いものがある。


要するに、ペンギンのベッカムの存在がトシちゃん(あるいはキンドーさん)で、

それに翻弄され、突っ込みを入れる山田なおと君がソウジ君というわけ。


ベッカムの傍若無人っぷりと、なんにでも変形したり巨大化したり分裂したりする、もはや動物の域を超えたメタモルフォーゼっぷりもトシちゃんキンドーさんに通ずるところがあるし、

それに蹴りを入れて突っ込むなおと君の姿も、

ソウジ君が巨大なトンカチでトシちゃんの頭を殴る姿とオーバーラップする。


絵のテイストや、マンガ全体のグルーヴ感は異質ながらも、この手のギャグは時代が変われど不変ということなのかもしれないですね。



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posted by 雲 at 10:17| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バスケ

息子、先週から小学校のバスケチームにはいりました。

結構ハードなトレーニングなので、

帰宅すると、「はぁ〜疲れたぁ〜」。


かなり疲れ顔。


疲れてすぐに眠くなってしまうことは目に見えているので、


「やば!いそいで宿題やってしまわねば!ピアノの練習やんなきゃ!」


と日課を消化しようとするので、

それはそれでとても良いことなのではないかと思います。


運動部にはいっていた学生が、

運動部をやめたとたん勉強に打ち込み、

帰宅部だった学生の成績を抜いて、志望校に受かるケースはよくあることですが、

運動やっている人は、帰宅した後の時間の使い方がうまいのかもしれませんね。



▼ふたたび「スラムダンク」にはまりはじめています。

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ラベル:バスケ
posted by 雲 at 10:09| Comment(0) | 雑想 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月13日

TWINS I&II ジャコ・パストリアス



ジャコ・パストリアス・ビッグバンド 東京、大阪、オーレックスでのライブを収録。 いつ聴いても大興奮! 飛び出す音のひとつひとつが喜びと勢いにあふれているのです。
TWINS I&II~ライヴ・イン・ジャパン’82

TWINS I&II~ライヴ・イン・ジャパン’82

  • アーティスト: ジャコ・パストリアス
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/07/25
  • メディア: CD

posted by 雲 at 08:25| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月12日

聴いた瞬間、流行っていた時代の香りがする。

懐かしいですねぇ。


ある意味、当時の時代の“気分”を象徴する音だったのかもしれない。ノリよく、イキよく、ロックとはいえプンプンと80年のポップスの匂いのする時代の音。


改めて良い曲の多いバンドだったのだなぁと、聞き返すと、しみじみ。


The Greatest Princess/PRINCESS PRINCESS
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posted by 雲 at 22:27| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

20年前のエッジの立った教授のサウンドとは

一味違う、成熟した音楽家の、ある意味柔らかい前衛。


デヴィッド・シルヴィアンとの久々の共演曲が良い。


包み込まれるような心地よさの中にも、さり気なくリスナーの聴覚を挑発する蒼色に近い飴色、それも限りなくクリアで明晰な音楽。


静かに戦闘的でもある。

何度聞いてもまったく飽きないどころか、発見が尽きない、

21世紀の『B-2 unit』。


CHASM/坂本龍一
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posted by 雲 at 21:29| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ファンク、ソウルが好きな人にはタマラナイ演奏。

もう、いうことなしのノリノリのライブ盤。

メイシオのサックスは冴えに冴え、なかでも、キャンディ・ダルファーがゲスト参加している《アディクティッド・ラヴ》の演奏なんて、コレ、音だけではなく、映像で、いや、直にこの目で見たかったと思うほどの絡みで、セクシーです。


Life on Planet Groove/Maceo Parker
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posted by 雲 at 21:25| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

現代ピアノトリオにおける、一つの頂点。

そして、未だにその座はゆるぎないものとなっている、キース・ジャレット(p)、ゲイリー・ピーコック(b)、ジャック・ディジョネット(ds)による「スタンダーズ」。


「スタンダーズ」名義での吹き込みはたくさんあるが、どれか一枚だけを挙げるとしたら、やはり一番最初に吹き込まれたVol.1が良い。

その演奏は、美しく、緻密。そして、激しくもある。


抜群の完成度。そして、手垢のついたスタンダードに新たな光をあて、新たな魅力を発見させてくれる素晴らしい演奏には、いつも息を飲んでしまう。


文句無しの名演奏。そして名盤だ。


スタンダーズ Vol.1/キース・ジャレット・トリオ
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posted by 雲 at 21:22| Comment(0) | ジャズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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